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立体的な顔の表現 『動きと感情 神技作画』
本記事は書籍『動きと感情表現 神技作画』の抜粋記事です。
アニメーターのtoshi先生が、キャラクターの「動きと感情」を表現するための、動作とポーズの描き方を説明するChapter 3をご提供いただきました。今回はChapter 3の立体的な顔の表現を紹介していきます。
立体的な横顔の描き方
立体的な顔の捉え方として、目鼻はもちろんですが頰のラインの捉え方も大事になってきます。
「頰のラインを意識する」
顔の角度から見えてくる頰のラインを見ていきましょう。頰のラインがどう変化するかに注意です。
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- 横軸の耳からアゴのラインと縦軸の頰のラインを考えてみましょう。
- 頰は少し頰骨が出ていて、そこからアゴに向かって細くなっていくイメージで捉えてみましょう。
- 少し奥を向くことで頰のラインも変化していきます。
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- 女性を描くときは少し短めの輪郭で描くといいでしょう。
- 男性は少し面長に描くと大人の雰囲気が出てきます。
- 真横から見たときも、頰のふくらみとアゴに向かって細くなることを忘れずに。
口の表情
口は開いたり閉じたりするだけでなくさまざまに動きます。その変化の過程を見ていきましょう。
「あいうえお」
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感情の表現や見える角度で口の表情は変わっていきます。
いろいろな口の表現を見ていきましょう。
◉すねる
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少し口をとがらせプンとすねた表情を描いていきましょう。
やや俯き加減なので口元は少し隠れます。
◉うれしい
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◉寂しい
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◉怒り
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以上、「動きと感情表現 神技作画」(著: toshi)の抜粋記事でした。Amazonなどで絶賛発売中です。