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ポーズの定理: 1-3『ポーズの定理』
本記事は書籍『描きたいものを理論でつかむ ポーズの定理』の抜粋記事です。
漫画家の篠房六郎先生が、研究をかさねた美しいポーズの定理について、基本理論を説明するプロローグとチャプター1をご提供いただきました。
今回はチャプター1のセクション3の内容を紹介していきます。
Bパターンの解説
Bパターンの特徴
背骨を前屈させ身体をひねった結果、左右同じ側の肩と腰が上がってバランスが安定した状態
Bパターンの定理
前屈しながら身体をひねった姿勢は、肩と腰の同じ側が上がったときに安定します。
前屈して頭部の位置を前に送った前重心でコケにくく、前方からの衝撃にも耐えられる姿勢なので、ボクシングや剣道など格闘技、武術の構えにも多く使われています。
ただ、長時間この姿勢でいると腰を痛めてしまいます。
また、ゴルフのスイングやフェンシングの突きなど、一見Aパターンのように身体が伸びていても、実はBパターンであることも多いです。
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Bパターンの素体作例
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以上、『描きたいものを理論でつかむ ポーズの定理』(著:篠房六郎)のプロローグ(前編)でした。同書はポーズマニアックス運営チームも、ほぼ全員が購入している本です。
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